カテゴリ:野外活動( 9 )

行って参りました。東北百名山ハントの旅。
今回は会社の先輩で札幌支店時代にちょこちょこ一緒に山登りに行っていた方と。
けれどそれは仮の姿で、ポッキー王国のプリッツ2世王子が本当の姿なのである。
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どの辺りが王子かというと、
①Tシャツ、Gパン、スニーカーという一般人には理解し難い御姿で登山に臨まれる
(ちなみに今回はコンビニ袋を手にぶら下げていました)
②どんなに汗をかいても風が吹いても雨が降っても絶対髪型が変わらない
③財布には一万円札しか入っていない
・・・からである。
天気が悪くて断念した穂高連峰にもこんな調子でチャレンジしようとしていたのだから、
一緒に行くほうとしては心配もはなはだしいのである。次に一緒に行くときは必ず登山靴は最低買え!と下僕ながら進言申し上げました。

さて今回は、
1日目 蔵王(ざおう)~蔵王温泉古竜沼キャンプ場(無料)~飲酒~泥酔
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2日目 吾妻山(あづまやま)~かんぽの湯~庄助キャンプ場(高い!)~飲酒~泥酔
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3日目 磐梯山(ばんだいさん)~布森山の湯あだたら高原野営場(無料)~飲酒~泥酔
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4日目 安達太良山(あだたらやま)~ふもとの温泉(露天風呂がセコい)
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というボクにとっては人生の黄金ルーチン4日連続!の旅となりました。


こまごまと書いても読むほうも(書くほうも)面倒だと思うので、
思ったことを少々(と言いつつ結局長くなってごめんなさい)。

まず東北方面の山は開発されすぎている(怒)!
スキー場と繋がっている山がほとんどなためロープウェイやリフトが設置されていることが多く、結構な高度までハイヒールのお姉ちゃんでさえも連れて行ってくれちゃうのである。このように怒っているが実は今回、磐梯山以外はリフトを利用しての登山であった。リフトを利用しなければ4日間で4つの山を踏破することもできなかったと思う。しかししかーし一歩また一歩と、自分の足でゆっくり高度をかせぎ額に汗して登るからこそ、b0027109_22163359.jpg山上からの眺望もまた一段と感動を増すのである。けどリフトで簡単に上がれてしまうとその感動も薄れてしまう。確かに山登りなどキツいしタイヘーンという人たちにも山の上からの素晴らしい景色を提供できるかもしれない。でも山に登る理由のひとつに、誰もが手に入れることのできない風景を楽しむというのもあるし、せっかく深田久弥(ふかだきゅうや)が日本百名山を選んだのにぶち壊しな気さえする。深田久弥が登ったころにはリフトなどなかっただろうから、今もし氏が再度百名山を選ぶとしたらリフトのある山なんぞは選ばないであろう。山登りは自分をいじめていじめられて快感を得るMなスポーツだと思うので、Mなボクとしてはあまり開発を進めないでいただきたい、と強く言いたい。

そしてもうひとつ。山の高度と挨拶は反比例の関係にある。
山では人とすれ違うときにたいてい「こんにちは~」と声を掛け合う。登りでしんどいときに挨拶されると結構気持ちのよいものであるし、元気も出る。今回の磐梯山でもその「こんにちは」がきっかけでおばちゃんと話をすることができ、自分たちの知らないルートを紹介してもらい想像以上の楽しみを得ることができた。その挨拶であるが、山頂付近では下山する者が積極的に声を掛けるようになる。上り側の人が「あとどれくらいですか~」なんて苦しそうに聞いてこようものなら、待ってましたとばかりに少々の優越感と共にちらりと相手の装備に目をやって登山レベルを見極め、「う~ん、あと30分くらいですかねえ。ここから10分ほど行ったところには鎖場があって少し霧で湿って手元足元が滑りやすいですから気をつけてください」などとつい多弁に余計なことまでしゃべってしまうのである。このついおせっかいにしゃべってしまう心理は、目の前にいる登山者よりもおれはこの山に関しては先輩だかんな!というココロの内側に端を発しているような気がしてならない。これを例えるなら「あの映画見た~?見てないの~?もーサイコーなんだから早く見なさいよ!」なんて言っているその辺のおせっかいお姉さまの構造と同じなのである。
b0027109_2213782.jpgちなみに写真のおっちゃんは、焼酎大五郎を水筒代わりに一家のあるじとして水を運搬していた。見るからにシロウトではあるが、こういう人には別の意味でつい優しくしてしまいたくなるのである。話は逸れたけど、山登りは共感のスポーツでもある。いい景色をみて「すげーな」とか「うーむ」などというつぶやきを受け止めてくれる人がいるとその感動もさらに増幅されるというものである。だから山頂では見知らぬ登山者同士が旧知の友かのように話をすることもしばしばである。まさに苦楽を共にした戦友の感覚なのかもしれない。それゆえ山の高度が低いところで出会う登山者とは共感が少ないと感じるためか、高度を下げるにつれ「こんにちは~♪」が「こんちは」になり「ちは」とそのトーンは下がっていくのである。そして下山は現実に戻る行為でもある。街では「こんにちは~♪」などといきなり声はかけない。かけたら信仰宗教の勧誘と間違われるだけである。そんな変な理性というか現実に標高を下げるとともに戻っていくのである。これが今回発見した山高度挨拶反比例の法則。

最後に僕が山に登る理由。
自然に生かされていることを感じることができるから。自然は厳しいが絶対に裏切らない(気がする)。自分が生かされていることを感じることって、忘れてはならない感覚だと思う。僕が学生のときに開発途上国を訪れそこに生きる人たちの感情が豊かだと感じたのは、生かされていることへの感謝を忘れていないからではないかと今更ながら気づいた。都会で生活していると人間が万能だって勘違いしちゃいがちだ。もちろん僕自身もその便利さを享受しているし、それがなければ今の生活は成立しないとは思うけれど、生かされているという気持ちを感じながら生きていきたいとぼくは思うのです。
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ところでさあ、福島牛ってすごくおいしいんだよ。
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肉の中にこんなに脂肪があるってことは生き物的にはすごく不健康で無理をしているし、人間の欲望の犠牲になっているとは思うんだけどうまかったなあ。
お命いただきました。ありがとう。
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<蔵王熊野岳山頂にて>
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出張で静岡に行く用事があったので、実家に寄り清水港で釣りをしてきました。
写真に写っているこのおじさんは母親の勤める会社の社長さんで、
僕の家族にとって“社長”と言えばこの人なのです。
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僕も1級小型船舶操縦士の免許を持っているもののただ資格があるというだけで、海に一人で出るのはとても不安だし、釣りのポイントもわからないのだが、社長と一緒に海に出ると魚のことや釣りのこと、海のことや船のことなどいろいろ教えてもらえて勉強になるので、たまにこうしてお願いして釣りに連れて行ってもらう。ちなみに写真は、魚群探知器を頼りに、メバルのポイントを探しているところ。

今日の狙いは、キスである。やや重めのおもりにイソメ(海のミミズみたいな餌)をつけ、糸を垂らす。キスは砂地に生息するので、海底が砂浜か岩場かを見極める必要があるのだけれどもそれはおもりが海底に落ちたときの感触でわかる。キスは合わせ(※)る必要がなく餌を飲み込んでくれるので、引きが強くなったら引き上げれば良いので、釣りをあまりやったことのない人でも簡単に釣れる魚である。
(※)釣り針を魚の口に確実に引っ掛けるために、魚が引っ張った(あたりという)瞬間に竿を上げること。あたりは魚によっていろいろである。キスは合わせなくても餌を飲み込んでくれるので、自然に針にかかってくれるのだが、飲み込みすぎると今度は針を外すのが大変。


岩場で同じ仕掛けを落とすとカサゴが釣れた。外見はいかついが肉は白身で、唐揚げにすれば丸ごと頭からヒレまでバリバリと食べることができる。低い温度で時間をかけて2度揚げし、背ビレの両側に包丁で切れ目を入れると中の骨までカリカリに揚がる。
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その日は、キス、イワシ、アジ、カサゴ、サバ、フグ、ホウボウ、ギンダベラ、ベラ、コチなどが釣れました。キスとアジは天ぷら、カサゴは唐揚げ、イワシは刺身にして食べました。キスとアジはふわふわして美味しかったなあ。自分で釣った魚だからまた格別なのだね。

ちなみにイワシは背中の部分に寄生虫がいるらしく生で食す場合は少し気をつけなければならない。その虫は胃液でも死なず、胃壁を食い破ろうとするので結構痛いらしい。社長も昔あたったことがあるらしく曰く七転八倒の苦しみだという。薬でも殺せないので病院に行って胃カメラなどを使って物理的にとってもらうしかないらしい。どうしたら虫にあたらないようにできるかといえば、刺身にするときに背中の部分を少しそぎ落とすか、爪楊枝で海老の背わたを外すような感じで筋をとるとよいみたいです。
あとは運がモノをいうのでしょう。ちなみに僕は大丈夫なようでした。
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朝飯をささっと食べて、レンタカーで藍ヶ江港に向かう。そこで潮風に吹かれながらのんびりと海を眺めた。数年前初めてここを訪れたときは、こんな色をした海があっていいのか!と大興奮したものだったが、そのときほどの感動はない。海が汚れてしまったのか、それとも沖縄方面のきれいな海を見たおかげで無感動になってしまったのかはよく分からなかったが、とにかく気分が盛り上がらないことは寂しいことであった。
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コンクリートの岸壁の上から釣りをしている人が何人もいて、ほとんどは地元の人のようだ。お弁当を食べている人もいる。ちらりとみると、奥さんに作ってもらったのであろう2段重ねののり弁当をおじさんが広げていた。醤油がほどよくご飯に染みわたって、食べ頃になっている。風に乗ってその醤油の香りが運ばれてくるものだから、急に腹が減ってしまった。手作りのお弁当というものを食べなくなって久しいけど、コンビニ弁当にはない味わいが懐かしくよみがえってくる。

その後、名古展望台に立ち寄る。入場料を200円とられるのがなんとも悔しいが、かめに入った情け嶋を飲むことができた。本当はおちょこ一杯までなのだろうが、200円のもとをとろうとおばちゃんの目を盗んで何杯も飲んだ。しかし風景はすばらしく、海から吹き上がる風がなんとも気持ちがよい。
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お昼頃、底土港にて体験ダイビングをする。色とりどりの熱帯魚やカンパチの群れが目の前を通り過ぎていく。港の突堤からたいして離れたわけでもないのに魚影が濃い。ふと後ろを振り返ると小林夫妻は耳抜きがうまくできなかったようで、深場までは潜ってこなかった。あれで12000円は高い!とあとで文句を言っていたが、僕に言わせれば潜れなかったあなたたちがわるいのだ。30分ほどのダイビングを終えて、島の反対側にある「ふれあいの湯」という温泉に向かう。そこには無料温泉スタンドが併設されており、容器さえもってくればお湯を持ち帰ることができるのだ。ちょうど農薬を入れるためのでっかいポリタンクを軽トラックにくくりつけたおじさんが家に持ち帰るために作業をしているところであった。話しかけると、植物公園をしきりに勧められた。今度行ってみようと思う。

飛行機の時間も迫ってきたので、レンタカーを返しにガソリンスタンドへ向かう。空港行きの送迎バスを待っている間に店内を見回すと、貝かえし(とでもいうのかな?)が売られていた。それ買ってどうするの?と店の人がニヤニヤしながら聞いてきたが、当然密漁するためなのだ。
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夕方、再び飛行機で東京へと向かった。
滞在は短かったが、天候と格闘したためにへとへとである。さすがに南国の雨と風には、バーゲン4500円夏用テントでは太刀打ちできなかった(酒の飲みすぎで爆睡していたが・・・)。まあこれも運だから仕方がない。

東京に降り立つと八丈島よりも少しだけ涼しいようであった。
(おわり)
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八丈焼酎「情け嶋」をほぼ一本飲んでしまったおかげで、豪雨で浸水するテントの中で背中をびっしょり濡らしたまま朝まで寝てしまった。我ながら、たくましいのかバカなのかよく分からない。ほとんど寝てはいたものの、昨夜の風雨はきっとボクが今まで経験したキャンプの中で5本の指に入るであろう厳しさであった。

さて、雨が降り止んだのを見計らい、のそのそとテントからはい出した。友達が寝る隣のテントはまだ寝ているようだ。小雨がぱらつく中、朝飯兼昼飯を買い出しにふたたび八条ストアへ向かう。昼はバーベキューにしようと思い材料を買い込む。賞味期限ギリギリのやや緑がかった豚肉が格安で売られていたが迷わず購入。そのほか晩飯用のカレーの食材も買い込んだ。

キャンプ場へ戻り火を起こし始める。昨日の豪雨で薪はほとんど湿ってしまったが、自称ボランティア管理人の“しょうさん”に教えてもらった名前は分からない葉っぱに火をつけると濡れているくせに勢いよく燃え始めた。買ってきた材料を焼いてバーベキューをしていると、近くで同じようにバーベキューをしていた島の大工さんがビールを持ってきてくれて、そのまま話をしていたら魚介類まで分けてくれた。島の人は基本的に気のいい人が多いようで嬉しくなる。

昼食後、昨日の豪雨でへとへとになったので少し休憩を入れ、海に向かう。
b0027109_22193279.jpg底土エリアはダイビングスポットとしてもわりと有名なようだが、昨日の余波でまだ波は高い。ウエットスーツを着て海に潜る。僕の目が悪いのかもしれないが、貝類はあまり捕ることが出来なかった。友達はウエットスーツがないためトランクス一丁で海に入っていた。
バカとしか思えない。

冷えた体を暖めるため、島の反対側にある裏見ヶ滝温泉へと向かう。結構な距離があるためレンタカーを借りることを決断したが、決断するまでもなく探せば安いレンタカーはあるもので軽自動車で一日3000円。タクシーで移動するのがバカらしくなる。タクシーの運転手も自分の職業を忘れてレンタカーを勧めていた。
やっぱりココロ優しい人が多いのだ。


b0027109_22214047.jpg裏見ヶ滝とはまさに滝の裏側を見ることができる滝で、そのそばにある温泉なのだ。無料で混浴。ただし水着着用であった。けれども一緒に入っていたおばはんはビブスのようなものを身に着けているもののノースリーブの袖口からおっぱいがボロンとこぼれて目のやり場に困った。それでもちらちら見てしまうのは男の悲しい性と言えよう。


b0027109_2223383.jpgその後、藍ヶ江へ向かい夕暮れの空の色を楽しむ。夜は昼に作って寝かせておいたカレーとムロアジのくさやとスーパーで買ったかつおの刺身を食べた。かつおの刺身は昨日の方がやはりおいしいようであった。
(つづく)
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友達4人で八丈島に行った。目的は、
1.ダラダラと過ごす。
2.新鮮で旨い魚を食べる
3.焚き火を見つめながら旨い酒を飲む
という、人生の猪・鹿・蝶ともいうべき時間を過ごすことである。

さてボクは、5月が誕生日だったので(おめでとうおれ)、全日空のバースディ早割り(片道どこでも一万円ちょっとでしかも同行者3人までOK)というお得な企画切符を使って八丈島へ飛んだ。その昔、会社の内定式で東京に来たついでに出かけたときは片道12時間の船に揺られたものだったが、飛行機だとなんと羽田から45分。

b0027109_161979.jpg空港からはタクシーで底土キャンプ場へ。ここに2泊するのだ。無料で海も近くすばらしい立地なのだが、空港や温泉やスーパーなどが近くになく、観光をメインに考える人にとっては少し不便であろう。





昼飯を買いに、島で一番大きくて安いという八条ストアへ向かう。キャンプ場からは徒歩30分の道のり。まあノンビリ島の空気を吸うにはちょうどよい距離なのだ。歩いていると、魚をさばいているおばさんを発見。店の外からじーっと見ていると、食べてみるかい?とトビウオの刺身を勧められた。おばさんの魚をさばく手付きがただ者ではない。翼をぺんっとはねたと思ったら、あっという間に3枚におろして刺身にしてくれた。トビウオはくさやもうまいが、刺身もなかなかなのだ。旨い旨いと食っていると、冷蔵されていたカツオも切ってくれた。今が旬なのだという。島では青唐辛子を刻んで醤油とからめて食べるのだ。島酒(焼酎)にとても合いそうなので、ぜひとも焚き火を身ながら食べてみたいというと、新鮮なものを市場に取りに行き刺身にしたものをキャンプ場の近くの商店に届けておいてくれるという。なんとも親切ではないか。3人前をお願いする。

昼はキャンプ場から八丈ストアへ向かう途中で見つけたあそこ寿司。
b0027109_1103138.jpgなぜあそこ寿司という名前なのか気になったのでと聞くと「覚えてもらいやすいように」との答え。果たして覚えやすいのであろうか・・・。やや疑問ではあったが、少し不機嫌そうな板前さんに勧められるままに「島寿司」を頼む。




「魚は島で取れたものばかり。海苔巻きから先に食べてください。ノリが湿気るとおいしくなくなるからね。魚は右から・・・」と何回も唱えたのであろう台詞をやや面倒くさそうに話す。しかし旨い旨い。特にキツネと呼ばれるハガツオ、これが旨い。土佐清水でも食べたが足が速いので流通経路に乗らないカツオである。確か、マグロのような味で人を化かすのでキツネと呼ばれていると聞いたことがある。

八丈ストアで買い物を済ませ、いったんキャンプ場に荷物を置き神奏(かみなと)港でサビキ釣りをする。夜は釣り上げたムロアジと、届けてもらったカツオの新鮮な刺身と、シジミとねぎとにんじんのお吸い物を作って食べた。のんびりと酒を飲むつもりであったが、だんだん風と雨が強くなってきたので早めにテントの中に入り寝ることにした。
(つづく)
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人生風速最大級の仕事の合間をぬって、
草津国際スキー場の裏山~芳ヶ平~渋峠へ
会社の大先輩と山スキーに行ってきました(正確には連れて行ってもらいました)。

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草津国際スキー場のゴンドラに乗って9合目まで行き、逢の峰山頂まではリフトを経由して上がるつもりであったが、ゴンドラ以降の山頂行きリフトは春で休止していたので、仕方なしにシートラ(スキーを担ぐ)でぐいぐい登る。とてもよい天気で正真正銘本家本元の紫外線がまぶしい。登りながら深く呼吸をして山に来たことを味わう。うーむ爽快。少し歩くとすぐに汗が吹き出てきたので半袖になる。



b0027109_0475372.jpg逢の峰山頂から芳ヶ平ヒュッテ(山小屋)まではやや下り気味の山裾を、標高を落とさないようにトラバース(山斜面を横ばいに進む)する。

僕のスキーはかかとの上がらないゲレンデスキーなので、手漕ぎとスケーティングの体力勝負で進むのだ。

先輩はかかとが上がってクロスカントリーみたいに進めるので間をどんどん離される。



b0027109_0525615.jpg芳ヶ平ヒュッテで一息入れ、目指すは渋峠。
ここからは先輩に借りたシール(スキーの裏につける滑り止め/少々の斜面はこれでぐいぐい登れるのだ)と、かかとがフリーになるビンディング(ゲレンデスキーに取り付けられる優れもの)を装着して登る。

ビンディングは始めからつけておけばよかったと少し後悔。快調快調、ゲレンデブーツではさぞかし登りづらいだろうなあと思っていたのだが、バックルを少し緩めておけばそれほどの苦労はない。今回のようなお手軽山スキーにはぴったりの道具である。


b0027109_0491647.jpg久々の山の景色を楽しみながら、一時間ほどかけて渋峠まで上がる。途中何回かヘリスキー客を乗せたヘリコプターが頭上を通り過ぎていく。なんだか見下ろされる気がして悔しいのと、せっかく自然の音を楽しんでいるのにそれを邪魔する騒音にややゲンナリ。


でも本当に来てよかった。気持ちがどんどん浮かれていくのがわかる。汗が流れて目に入ったが異様に痛い。きっとここ一月半くらいは時間が作れなくてまったく運動をしていなかったから、老廃物がここぞとばかりに噴出しているのであろうな。


b0027109_050353.jpg渋峠からの滑走は、ザラメ雪が日中の光と熱でやや溶かされ、新雪を滑るような味わい。まさにサイコーの一言に尽きるのだ。ふたたび芳ヶ平ヒュッテに戻り、コーヒー一杯500円也を先輩におごってもらう。ほどよく疲れた体に染みていく。



さてそこからはそこそこの樹林帯をくぐりながら標高を落としていく。夏山用の看板があり、あと何キロ!とか書いてあるのだが、こっちはスキー。何キロだろうがすいすい進めてしまうのだ。これもなかなか気分がいい。


帰りは尻焼温泉まで足を伸ばしてきた。
川の中は気温が低いせいかまだ入れるほどの温度ではなかったが、せっかく来たのだからと思い、ややぬるいところを見つけてつかる。シーハイ(スキー万歳)!と言って乾杯する。先輩は車の運転があるので水しか飲まなかったが、僕はビールを頂いた。だって飲んでいいよって言うからさ。それにしてもなんと心の広い先輩なのであろうか。僕が逆の立場だったら飲ませないか自分が飲んで後輩に運転させている。この辺りが人間力の違いなのだ。

ふー。面白かったぁという週末なのであった。
でもまた日曜には仕事だったよ。ぶーぶー。
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会社の先輩(サカキ)・同期(大ちゃん)と北海道の旭岳を縦走した時の記録です。
(以前に紹介した写真が合成でないことの証拠でもあります)

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まずは黒岳中腹
(7合目)まで
リフトを
使って上がる。

限られた時間で
楽しむには時に
こういうズルもする。



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黒岳山頂。
(地図②)



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そして今日の野営地
中岳を目指す。

銀世界が広がる。
あるようでない道が
どこまでも続く。
(地図④)



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ここのところ人生は
坂道続き。
(地図⑤)



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空気中の水分が
看板にぶつかり、
風向きに
結晶を作る。

進みつづければ、
なにかしらの
発見がある。
(地図⑦)



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最低気温は-6℃。

けれどもテントは
ホームセンターで
4,500円の夏仕様。

足りない分は
体力勝負で
行くつもり。



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中岳にある
天然の温泉。

湧出する温泉と
雪解け水を
混ぜ合わせて
ちょうどよい湯加減。



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ホカホカ度の高い
硫黄泉で
温まったあとは、
日ごろの
運動不足の
解消です。



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翌朝、
ぱさぱさとテントを
静かに打つ音に
目を覚ますと
雪が降っていた。

濃霧により
視界は3m。
留まることも
考えたが、
地図とコンパスを
頼りに歩きつづける。


・・・そのうち視界も広がり、旅も終わりを告げた。
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会社の同期(ヤマちゃん)と長野県白馬岳山中の温泉を目指し、
山登りをしてきました。

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1日目:猿倉(11:00)→鑓温泉泊(15:00)
2日目:鑓温泉(7:30)→鑓温泉分岐(9:30)→鑓ヶ岳→杓子岳→村営宿舎→
     →白馬岳(12:30)→村営宿舎(13:00)→大雪渓→猿倉(16:30)



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これからこの山に
挑むのだ。



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旅の安全を
祈願して。



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行く手は
なかなかに
険しかった。



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流れる水が
硫黄臭と湯気を
上げるように
なってきた。

目指すキャンプ地
“鑓温泉”
(標高2100m)
は間近。



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テントを張って
さっそく乾杯。



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そして温泉に
飛び込む。

他に人はいなくて
二人占めだった。



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翌朝、朝日を眺めながら
ふたたび温泉に入る。

雲海の上にいるので
星もよく見えた。



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友達は先に下山。
単独で白馬三山を縦走する。

尾根はさすがに風が強く何度か
飛ばされそうになる。
気温0℃、強風の為体感気温は
-10℃くらいだろう。

そしてようやくたどり着いた白馬岳山頂(標高2933m)からの眺望。これがあるから登山はやめられない。苦しい思いをしてもご褒美が必ずある。自然は期待を裏切らないのだ。



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クレパスを避けながら、白馬岳大雪渓を下る。この季節は降雪前のため、一年で最も雪が少ない。

一見雪面が続いているように見えても、雪の下が沢になってトンネル状になり、雪の表層だけが薄く残っている場所もある。誤ってその上に乗れば沢に転落して命を落としかねない。今までの登山で一番緊張した。一歩一歩が緊張の連続なのだ。一度だけルートを誤って表層に乗りかけたが、なぜか勘が働いて迂回できたため沢に落ちずにすんだ。
あぶねー。



16:30にようやく友達の待つ猿倉の駐車場に到着。
トータル9時間の行程。さすがにヘトヘトでした。
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写真の子は沖縄の友達の家の子。当時2歳半でした。
半年前のGWに、会社の先輩と友達と僕と3人で沖縄を訪れた時、彼は1泊2日のキャンプを2回も経験しました。僕らが連れまわしたためです。

彼にとってキャンプが生まれてはじめてだった座間味島での夜、
「お家に帰らないのぉ?」
「今日はここに泊るんだよ。ほら、このテントで寝るんだよ」と言うと、
「かーえーるー!」と泣いて困まったものでした。

2度目のキャンプは北のヤンバル(山原)と呼ばれるエリアでキャンプを張りました。その頃になると彼もだいぶ慣れてきて自然の中にいることを徐々に楽しむ余裕が出てきたように見えました。

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その夜、キャンプのおつまみにと先輩が土産に持って行った“くさや”は全員に不評だったため(先輩自身も嫌がっていた)、僕はテントから遠く離れた場所に隔離され一人で寂しく焼いていました。
すると「ヒゲたーん(髭を生やしていたためこう呼ばれていた)何してんのー?」と彼が夫婦の元を離れて僕のところに駆け寄ってきました。
「くーさーやーっていうんだよ、食べてみる?」と聞くと、
「うん」と言いながら、奇心旺盛な彼はぱくりと食べました。

そして「どう?おいしい?」と聞くと、「くさや、ウメー!」と絶叫しながら、くさや臭のよだれをだらだら垂らしてなぜか辺りをモーレツに走りまわリ始めました。あの独特の臭いが彼を刺激したのかも知れません。

しかしコーフンして両親に駆け寄り甘える彼に対し、くさやを食べない両親は臭いからあっちへ行けと嫌い、僕に至っては「変なもの食べさせないでよ!」と叱られました。「“くさや”は変なものなのかよ!」と反撃しましたが「だってウンコの臭いがするじゃない!」と母親に言われて意気消沈しました。確かにね・・・。


僕らが帰った後、彼はオムツパンツも取れてなんだか少し成長したようだとその両親からメールが来ていました。
キャンプが彼を成長させたのだと密かに僕は思っています。
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