初めてを見るのは、面白い

僕が前に働いていたタイの現地法人から6人、日本に研修生が来ている。彼らの滞在期間は2年間だ。

彼らとの出会いは偶然で、会社の中を歩いていたら、遠くからタイ語が聞こえてきたので「タイ語うまいねえ」と話しかけると「そりゃ僕たちタイ人だからねえ」との答え。日本に来て紫外線が減っているので、結構見た目は日本人みたいだったんだよね。その晩、早速飲みに行った。

タイにいたときに、日本での研修は友達がいなくて寂しかったという話を日本へ研修に行ったことのあるタイ人から聞いていたので、以来、ことあるごとに声をかけて誘うことにしている。

前回は、品川の会社の近くで、日本の正しい居酒屋の風景および注文の仕方をレクチャーした。最初の注文のときは、量が多かろうが少なかろうが「とりあえずそれで!」と言うこと!注文を受けた際に店員が「よろこんでー」というのは、本当に喜んでいるのではなく、マニュアルにそう書いてあるから言っているだけだ!熱燗をお猪口に注ぐときはお互いに「おっとっとっと…」と必ず言わねばならない!などなど、こっちもいろいろと楽しみながら、あることないことを彼らに注ぎまくった。

先週末は、タイで一緒に働いていた鉄骨鳶の親方からカニが手に入ったとの連絡が入ったので、タイ人共々お呼ばれすることに。場所は上野の仲町商店街のお好み焼き屋。ここは日本の「パッポン通りだよ」と、とりあえず教えておいた。早速ケガニとタラバガニが出てくる。僕もカニが好きだし、今回は親方たちもいることなので、食いに専念。親方は、丁寧にカニの食べ方をタイ人たちに教えてくれていた。彼らも親方の手解きに神妙に聞き入る。しかし身がついたまま殻入れに入れようものなら、「ホラ!ここ、まだ食べれるぅ!」と親方もなかなか手厳しい。

カニ味噌というのは、むこうのカニにはないようで(もしくはあまり食べない?)、彼らは恐る恐る口に運んでいた。とりあえず、カニの脳みそだから食うと頭が良くなると、嘘の説明をしておいた。そのうち直径5cmほどもあるホタテの貝柱が出てきた。日本の貝は筋肉がたくさんあると説明しておいた。

そのうちお好み焼きが出てきた。これは日本のピザだと説明をすると、なるほど~という顔をして、コショウとタバスコをかけ始めた。これには少しびっくりして突っ込むと、辛いほうがウマイ!と言って、さすがタイ人と感心させられる。その後彼らの酔いも回ってきたのか、日本の女の子をナンパするにはどうしたらいいか!などと親方に質問をしているので、キャバクラに連れて行くことにした。

TVで覚えたと思われる「ちょっと!ちょっとちょっと!」「あ~い、とぅいまて~ん」などをかましている。最初は女の子たちも困惑気味であったが、事情を説明し彼らに付き合ってもらった。
そんなふうに、その日の夜はふけていった。

彼らとは、一月末に北海道へスキーに一緒に行くことになっている。彼らの反応を想像すると、今から楽しみで仕方ない…。
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by beerman7 | 2006-12-13 00:21 | タイログ