2006年富豪の旅(カンチャナブリー) その3

どこからバスに乗ったらいいのか露店のおばさんに聞いてもはっきりわからずうろうろしていると、タクシーの運転手らしき青年がどこに行くの?と英語で話しかけてきた。実はカンチャナブリーに行きたいのだけどバス停がどこかわからない、とタイ語で必死に答えていると、「ここからバス出ますよ」と普通の日本語で帰ってきた。すっかり日焼けしていい色になっていたのでてっきりタイ人だと思っていたのだが、話を聞いてみると手持ち20万円ほどで3ヶ月もインドやネパールを旅行してきたツワモノ旅行者であった。名前をケイ君といい、21歳だということがわかった。僕が初めてバックパックを背負ってインドに出かけたのもその頃だったのでつい懐かしいような気持ちになり、やってきたバスの中でもいろいろと質問をしてしまった。

そのうちバスのエンジンの調子がおかしくなった。それでもだましだまし走っていたのだがガソリンスタンドに入りエンジンを切ったきり動かなくなってしまった。運転手がエンジンルームを開け、必死にエンジンをかけようとしているのをぼーっと見ていると、いつの間にかケイ君が女の子たちに話しかけている。どうやらどうやったらカンチャナブリーに行けるのか聞いているようである。それに乗じて話に加わると、同じバスに乗っていた乗客の一人が知り合いの車を呼んでいるのでそれに乗っていけばいいと言ってくれているようである。やがて一台のピックアップがやってきた。車を呼んでくれた宝くじ売りのおばさんも乗っていいよというふうなゼスチャーをしてくれたので甘えさせてもらい荷台に乗り込んだ。乗車席に5人と荷台に10人ほど乗っているからものすごいことになっているのだが、とにかくカンチャナブリーに向かえることは助かる。
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その女の子たちと話をしているとその二人は姉妹で20歳と19歳、今日はナムトクに観光に来たのだと話していた。なんとも可愛らしい二人だった。そのうちカンチャナブリー行きのバスが通る道に到着した。みんな丁寧にお礼を言っている。見ず知らずの人たちや訳のわからない外国人(僕たちのこと)をそんなふうにしてくれるおばさんや受けた親切に対してちゃんとお礼を言っているやり取りを見ていると、この国の人たちは本当に心優しい人々なのだなあと感心した。

<つづく>
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by beerman7 | 2006-02-04 11:52 | タイログ