2006年富豪の旅(カンチャナブリー) その2

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電車の時間が迫ってきたので駅に向かい、各駅停車の電車でカンチャナブリーへ向かう。バスでの旅行は本数も多く移動の手段としてはラクなのだけど、座席も固定されているし、こちらではだいたいどのバスもそうなのだけど車内で音楽を結構な大音量で流すので大抵の人が押し黙っていることが多い。それに比べ電車は音楽もかからないし、郊外を走るので窓からの空気も気持ちがいい。それに車窓から線路際の生活風景が見れたり、バンコクで水道工事の道具を買いそれを持ち帰るための大きな袋をもったおじさんが乗っていたり、弁当や焼き鳥やビールやジュースの売り子が平たい笊を肩に乗せて歩いてきたりして、そういうローカルの生活臭を感じられることがまた楽しい。
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途中、女の子が近くにやってきて、焼き鳥ともち米の入った袋を僕の膝の上に置いてくれた。何かと思って見るとその家族らしい集団がこちらをみて笑っている。お母さんは笑顔の素敵な美しい人であった。その子に丁寧にお礼を言うと、その後コーラまで買って渡してくれた。日本人的感覚からすると訳がわからないのであるが、僕を旅行者だと思って気を使ってくれたのであろう。うーむ、タイの人は基本的に心優しい人たちのである。ありがたく頂き物をちょうだいすることにした。なかなかうまい。


列車は3時間ほどでカンチャナブリーに到着したがそのまま乗り続け、その先のナムトクというところまで行ってみることにした。ガイドブックによればその区間の鉄道は、第二次世界大戦中に日本軍が英国領であったインドに進行するために、タイ人や連合軍の捕虜に強制労働させて作らせた泰緬鉄道なのだそうだ。なんともこんなところでも日本軍はやらかしていたのである。時代が時代だからといえばそれまでだろうが、だからといってそれを知らないままにしておくのもなんなので、ナムトクまで向かおうという気になったのである。

ところがナムトクに着いて案内看板やパンフレットを見てみるとそれらを語るようなものはほとんどないようだった。そのまま帰るのももったいないのでその辺りの観光スポットであるサイヨークノイという滝とその奥2kmほど山路をいったところにあるバンバダン洞穴まで行ってみることにした。普段バンコクの排気ガス地獄の空気ばかり吸っているので久しぶりの山の空気がうまい。
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熱帯雨林のジャングルらしさや密林らしさを感じられればと思ったのだが、しかし植生は驚くほど日本の南方の島々と違いがあるようには見えなかった。乾季ということもあるのかもしれない。そのうち陽も傾いてきたのでカンチャナブリーまで戻ることにした。別に戻らなくてもよかったのだけど、洞穴のそばにいた係りのおじさんに話を聞いたらナムトクの宿は少なく相場も高かったからだ。
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<つづく>
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by beerman7 | 2006-02-01 12:02 | タイログ