脳みその地図が拡がっていくのだ

タイに来てからというもの、仕事は基本的にタイ語で、オフィシャルの会議とかその議事録はすべて英語。聞こえない・話せないの二重苦です。とほほ・・・。せめて英語だけでも理解しようと耳を傾けるも、学生時代の不勉強をいまさら後悔するのみ。まっ、こういうのはコツコツやっていくしかないですなあ。

ところで、今日は僕にとってまったく新しい言語である、タイ語についての話。最初はタイ人が「ミャアミャア」言ってるなあくらいにしか聞こえなかったわけ。ところが一週間くらいすると耳が慣れてくるのか、意味はわからないけど文節くらいにはなんとか分解できるようになってくる(気がする)。そこにたまに知っている単語が混じったりすると嬉しい。あっ、それ知ってる!って。まあ知っているといっても僕が聞いて理解できるタイ語はまだせいぜい30語ぐらいなものなんですがね。
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で、打合せなんかを横で聞いていると何度も出てくる単語ってのが結構ある。そこで言葉を覚える方法として面白い遊びを考えたんだけど、①手帳のページの左端に「カオチャイ」だとか「カイアップ」などと、単語として聞き取れたと思える「音」を縦に書き連ねる。で、②その右側を少し空けてその少し空けた右側に、自分なりに推理した意味を書いてみる。③打合せ後に(音から引ける)タイ-日辞典で、その意味を調べ、あらかじめ空けておいたところに正しい意味を書き込むというもの。

つまり、『音が聞こえてくる』→『状況から意味を予測する』→『音を言葉に変換する』→『ただの音だったものを意味として認識できるようになる』というプロセスを踏んでいることになりますかねえ。おそらく子供もそんなふうに言葉を覚えていくんじゃないかと思います。ただ意味を予測するという能力に関しては、(知識や経験に基づく)状況の理解能力や仕事というベースがあるので子供よりは効率的かもしれないですね。まあそんなふうに遊びながら語彙を増やしていっています。

そんな毎日なので朝起きたときには前の日に覚えたタイ語が頭の中でぐるぐるまわった状態で目覚めを迎えるようになってきました。海馬が働いて左脳にあるタイ語に関する領域(地図)を徐々に広げているんだよ、きっと。この頭の中の地図が拡がっていく感じが今はすごく心地いいなあ。日本にいるときはほとんど慣れきっちゃっていることしか日常で起こりえないから頭の中の地図が鮮明になっていくという程度だったけど、こっちに来てからは言葉を始めとして今まで経験したことのないことがどんどん起こるから、そういうのは地図が拡がるんだね。つまり今まで書き込まれることのなかった脳みその領域で新たな化学反応が起きているのを日々感じているっていう感覚かなあ。これが気持ちいいんだよね。
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by beerman7 | 2005-11-10 20:29 | タイログ