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紅葉のメカニズム

しばらく続いた仕事の忙しさが去ったので、自分へのご褒美に会社の近くの本屋に立ち寄った。僕にとっては新しい本を買うということは、自分へのご褒美のひとつなのです。
やることがたくさんあるときに本屋に立ち寄ってしまうと買った本を読まずにはいられず、たちまち本業をおそろかにしてしてしまうので自制しているのだ。それでなくともおろそかで怒られてばっかりなのに。

さてまず最初に向かったのは「旅行・趣味」と分類されたエリア。
そこには最近の中高年の登山ブームを反映してか、関連する雑誌が多数並ぶ。その中でひときわ目を引いたのが、陽に赤く染まる谷川岳が表紙の「山と渓谷/10月号」であった。赤の色具合からして朝日かなと思った。
紅葉のメカニズム_b0027109_4562025.jpg特集で、「古湯をつなぐ 紅葉の山旅」とある。単なる紅葉のコースガイドだけでなく山の温泉宿にも立ち寄れるコースを全国から紹介しているのだ。ぱらぱらとめくると、うーむ、この秋は少し紅葉が早いようだ。どのコースも形容しがたい紅葉に彩られた写真が掲載され、なんともココロがフルエた。多分この気持ちは甘いものが大好きな女性が、「おいしいケーキと紅茶が食べられるお店 大特集」なんて記事をぺらぺらめくっているときの満たされぬ感じとか、もしくは漫画週刊誌のグラビアモデルに身悶えるイガグリ頭の学生に近いのかもしれない。僕にとっては自然のなかに身を置くという行為がクネクネと身をよじってしまう対象なのである。自然そのものを五感で感じたくなるのだ。

さて紅葉について(山と渓谷/10月号より/勝手に転載して怒られるかなぁ)
紅葉は「黄葉」とも書く。色づく葉の色が赤色だけでなく、黄色もあるからだ。
カエデに代表される紅葉、イチョウやブナに代表される黄葉だが、紅葉と黄葉では色づきのメカニズムがやや異なり、色づく条件が違う。黄葉(黄色)は適度な冷え込みさえあれば美しくなるが、紅葉(赤色)は冷え込みに加えて、太陽の光が充分にないときれいな紅葉にはならない。
紅葉(黄葉)の目的は、本格的な冬の寒さによって葉の水分が凍りつき、樹木がダメージを受けることを防ぐために、秋のうちに葉を落とす。その準備段階で起こるのが紅葉(黄葉)である。紅葉(黄葉)のきっかけはおよそ7℃である。…だそうだ。

へぇ~。
by beerman7 | 2004-09-26 04:56 | 雑学系?