タイ洪水支援 「タイ洪水 その後2」

工場の復旧作業がなかなか進まない理由が他にもあったので追記します。

復旧には当然ながら金がかかるわけだけど、どうやら銀行の貸し渋りが起っているらしい。というのも、今後の保険対象から、洪水による被害という項目が外れるから、とのこと。タイで再び起らないとも限らない洪水のリスクが保険でカバーできないとなれば、今よりも高い貸し倒れのリスクを銀行が負うことになる。それで貸し渋りが起っているのだという。銀行から融資を受けることができなければ、潰れていく企業も当然出てくるだろうな。ところで、今回の保険補償は相当な額になるはずだが、保険会社は大丈夫なのだろうか。

こういう問題をどうにかするのは、もう国家レベルで動くしかないだろうね。資金を調達できずに復旧が進まない企業を助けることと、大規模な洪水が再び起らないような対策事業を行う必要があるだろう。各工業団地や企業は自衛策として、工業団地の周囲に防水壁(シートパイル)を設置する工事を始めているところもあるが、そういう対策に対して補助金を出してあげてもいいような気もする。さもなければ今後タイという国は、洪水のリスクを抱えた地域として避けられるだけである。

日本政府ももっと動いてもいいんじゃないかと思う。
(僕が動きを知らないだけかもしれないけど・・・)
もはや日本という国は人件費が高すぎて、海外にその労働資源を頼らなければ、日本企業が国際競争力を保つことはできないわけで、大げさに言えば、日本という国家の存亡にも関わると思うのだ。被害を受けた工場の6割程度が日系企業だという数字からも、日本とタイはそれだけ強い相互関係で成り立っているわけで、タイという国が日本経済の一端を担っているといっても大げさではないと思う。

もちろんタイに限らずだが、日本というひとつの国家だけでは、日本という国家を支えられなくなっているのだから、言い方は悪いが日本を支えてくれている国が被害を受ければそれを支援するのは、今後日本が国家として存続していくためにも必要なこととも思える。

世界がもし100人の村だったら、という本があったけれど、日本がもし100人の村だったら70人の外国人労働者に支えられています、なんて結果になるかもしれないね。僕たちはもっと、日本が世界の他の国から支えられて成り立っていることと、その本当のところを知る必要があるよ。そしたら本当に必要な外交の姿がもっと見えてくるんじゃないかと思う。


・・・と、洪水の話から少しズレてしまったけど、そんなこんなでまだ洪水被害は終わっていないのです。


→→→タイ洪水募金へのご協力はこちらから!←←←
[PR]