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二人旅 3日目

今日は、トンレサップ湖の水上家屋を見に行く。トンレサップ湖は、雨季になるとその面積を3倍の9000k㎡にも広げる湖だ。雨季は6月頃からとのことなので、今はもっとも水位が低い時期である。
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今日もお願いしている運転手のTHEAさんに迎えに来てもらう。到着した日に空港から市街へ向かうタクシーを頼んだときに、たまたま僕らの担当になって知り合った。市街に向かう途中、明日からの観光の運転手になりたいんだけど・・・、と少々遠慮がちに申し込んできた。僕は旅先で向こうから売り込んでくる人というのをあまり信用しないほうだが、なんとなく彼は騙すような人間ではないような気がしたので一日$25でお願いすることにした。カンボジア人がホスピタリティに溢れているという話は聞いたことがなかったけれど、昨日のアンコールワットのときも荷物運びを手伝うと言って、暑い中(本当に暑い!)Halのケア用品一式と僕のカメラの機材を持って寺院の中までついてきてくれたし、いろんな場面での気遣いが本当に助かるのだ。今回の旅は彼の助けなしには成立しなかったと言っていいほど、彼のおかげで快適にすごすことができた。

さて、今日はホテルを8:30に出発した。Halは向かう車の中でもまだうとうとしている。船着場に到着し、チケットを買って指定された船で水路を通って湖に向かう。水位が低いため、ところどころで大きな船がスタックしている。20分ほどでようやく湖に出る。見えるのは水平線と水上家屋のみ。広大な湖のなかを集落の方向に向かっていると小船に乗った母子を見つけた。これはシャッターチャンス!とカメラを向け写真を撮ると、猛烈な勢いで僕らの船に接近して横付けし、「ワンダラー!」と手を差し出してくる。そういうことか・・・。ほとんど恐喝に近い物乞い。おかげでこの後ほとんど写真を撮ることはなかった。
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僕らの船は土産物屋になっている大きな水上家屋に到着した。町で売っているものと同じでしかも割高なので別に買うものはない。水上集落にある食堂やバーや郵便局などを見たかったのだが、そういうところには行ってくれないらしい。20分ほどそこに滞在し、またもとの船着場に帰る。
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帰る途中、陸の上に集落らしきものが見えたので、THEAさんにお願いして車でそこに向かってもらう。よく見ると家だと思っていたのは、家には違いないがすべて船であった。雨季に入って水が増えたときには水上生活に切り替わるのだろう。半陸半水の人たちなのである。
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ここでは「ワンダラー」などという子は少ないので安心して写真を撮る。撮影した画像を見せるをみんな声を上げて喜ぶ。こういうときもデジカメは便利だ。しかし泥だらけの手で何度もレンズを触ろうとしてくる子にはやや辟易とした。

昼はオールドマーケットの近くで食事。
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写真のお姉さんに食事を食べさせてもらい、ご満悦のHal。本当にカンボジア人は優しいのだ。その上僕には、子連れなんだから、とビールは2本までしかもらえなかった。まともなのである…。

その後は気球に乗る。200mの上空からアンコールワットなどの遺跡群を見られるのだ。10分で$15もしたけれど、昔と違ってそのくらいの金ならあるのだ(ワハハ)。けれども持っていくレンズを間違ってしまい、しょぼしょぼの写真しか撮れなかった。うーむ。
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午後はホテルのプールに入り、その後お昼寝。子連れとはいえ僕の旅行スタイルも変わったものだ。
夜は再びオールドマーケットへ。
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Halと一緒にいるおかげであまり動き回れていない気がしていたけれど、こうして書き連ねてみるとけっこう動き回っていることに気づいた3日目も無事終了。
by beerman7 | 2011-05-18 23:59 | HAL・HANA