泰国人的中国旅行記

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先日出張で行った上海は、総勢9人のタイ人+日本人1人(僕)というメンバー構成であった。ガイドはタイ語を話す中国人。タイ語で中国の観光案内を受けるのもなんだか面白い。
フリーの時間もそれなりにあったものの、行動予定表は、タイ語で書かれていたので理解をあきらめ、タイ人が立てた行動予定に身を委ねることにしていた。タイ人がどんなところに行きたいのか、若干の興味もあったし。



ということで、下記、泰国人的中国観光です。
(ちなみに参考までに、タイでは昼飯が30バーツ(100円)、飲みに行ってもタイ料理なら4人で1,500バーツ(4,500円)くらいの金銭感覚だということを覚えておいてください)


①ヒスイのアクセサリー屋さん
なぜかそのアクセサリー屋さんの女社長と従業員たちは巧みにタイ語を操り、実しやかにいろんな説明をしていた。最初はてっきりガイドがバックマージンを得るために勝手に連れてきた店だと思っていたので、完全に馬鹿にしていたが、ふと隣を見ると、タイ人たちは真剣な眼差しでその説明を聞いている。
タイで買うと、20,000バーツ(60,000円)くらいはするのだ!と言って、コーフン気味にひとつ1,200元(6,500バーツ/17,000円)くらいのアクセサリーを購入していた。むうー。奴らも金を出すときは出すのだな。それにしても、タイ人は日本人なんかより、神憑り的な力をまだまだ信じている。いや、言い方が悪いな。生活の中に宗教的なものが色濃く溶け込んでいる。ただ宗教はちゃんぽんだと思うが・・・。
まあ、もともと中国からもたくさんの人が流れてきた歴史があるから、そういう文化もそのまま継承しているということか。
僕はまったく興味がなかったので、カメラをぶら下げ近くを散歩。面白い被写体も見つからず、バスの中で本を読むことに。結局彼らが戻ったのは、一時間後。大変楽しそうな嬌声を上げながらバスに戻ってきた。


②高級緑茶屋さん
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昼飯をすっとばしてまで訪れた、緑茶屋さん。ここでは、ガイドが通訳を行う。「これは食べ物の悪い成分です」と言って、こげ茶色の液体を水に溶かす。そこに緑茶を入れると、その色は瞬く間に透明に。タイ人の「オッホーー!」という声が上がる。僕にはただカテキンによる呈色反応にしか見えなかったが、こんな子供だましの手品まがいが、場の空気を確実に"購入!"の方向に導く。茶の説明は延々続く。ガイドがここまで熱くなるのは、当然バックマージンが入るからなのであろうに、そこに疑問を持つものはひとりもいないようだった。一昔前の日本では、サクラを効果的に会場内に配置し、会場に来たカモのテンションを引っ張り上げ、悪徳商品を買わせる、というやり方が問題になっていた気がするが、この場はまさにそれに似ていた。やがて販売の段階になると、一缶300元(4,500円)の緑茶が飛ぶように売れる。


③漢方薬屋さん
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いきなり裸足にされ、よくわからない薬を溶かしたお湯の中に足を浸けさせられる。それが済むと足のマッサージを受けながらのレクチャー。ここでも店主はタイ語を操っていた。この頃になると、いかにタイ人が中国でお金を落とす大切なお客様だということがだんだんわかってくる。胸に「博士」と書かれたバッチをぶら下げた先生が脈をはかり、「君はタバコの吸いすぎです」とか「腎臓が弱っています」等々の診断を下し、それと同時に薬を薦める。その診断が図星なのか、タイ人は神妙な面持ちでその300元(4,000円)、500元(7,000円)もする薬を、またもぽんぽんと購入。元が部屋内を飛び交う。僕の番になり、脈を取ってもらうと、「コレステロールが溜まっています」とのこと。診断結果はデブ、ということか。これには納得。ここ半年で5kgも体重が増えたし・・・。先生が薬を薦めるも、「食生活を改善します」というと、なんともすんなり引き下がった。もう、十分売れたしいいや、ってなところなのだろうか。
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という、そんな中国出張なのでありました。
僕は結局何も買うものもなく、余った元を帰りの上海空港でスコッチウィスキーに替えてきました。
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by beerman7 | 2009-04-14 13:53 | タイログ